いろんな意味で過去最高! Ryzen9 7950Xで組む8号機 part1

 9月30日19時から販売開始となったAMD zen4のRyzen7000番台。

 円安もあるのですがとりあえず高いです。
アーキテクチャ採用で性能は確かに上がってますが、intelの第13世代raptor-lakeの米価格も発表され、そちらの方が安い感じで日本価格はまだ出ていませんが、ソケットも変わりませんし、それこそ7600Xを5万も出して買う意味あるの?って話です。

 まだB650系マザーも出てませんし、zen2やそれ以前からの買い替えでAMDを使いたいという人以外は手を出さないんじゃないのかなという感じです。

 ただAM5は長く使えるようにという話ですので、zen4の次やその次も使おうと思ってる人には、ここでDDR5への移行も含め替え時でもあるかなとも思います。

 raptor-lakeでLGA1700ソケットも使えなくなりますし、そういう意味ではインテルの600番台マザーを持ってる人はいいですが、じゃない人は700番台買うのも微妙ですしね。

 FHDのゲームしかしないミドル帯までしか手を出さない人が、よく、今回のzen4の値段が高いだのマザーが高すぎるだの、DDR4が使えないだの文句言ってますが、そんな人はそもそも最新のセットでPC組む必要ないんですよね。

 zen3やalder-lakeで組んでる人はそもそも買い替える必要もないし、それ以前のものを使ってる人はそれで組めばいいんですよね。

 インテルだったら12400や12600、AMDなら5600Xや5700XでBマザーで組めば結構安く組めるはずですからね。

 でもAMDは新しいのが出たのもあって値段下がり気味ですが、alder-lakeはだいぶ値上がりしてますね。

 僕の今のメイン機5号機は12700Kを積んでいますが、これ発売後ちょっと経ってからですが、5万円切って買ってるんですが、今は最安6万弱なんですね。

ちょっとびっくりです。

 

 そんな感じで、やっぱり争奪戦になったのは7950Xだけで、こういう争奪戦勝ったためしないんですが、今回はなんとかパソコン工房さんでゲットすることができました。

 といってもほとんどの店は在庫なし、販売停止になっているのですが、ジョーシンが1日から売り出したのか、ずっと在庫ある状態で多分まだ買えると思います。

 AMDさんには残念ながら他のモデルは全部残ってますね。
7900Xが9万は高すぎますよね。

 

 前置きが長くなってしまいましたが、無事7950Xも手に入れましたので、7月のブログにも書いたパーツたちも使って8号機組んでいきたいと思います。

いつものパーツ積み上げ。
グラボは今メインに載ってるやつです。12日にはRTX4090が出るはずですが。

 今回はソケットもAM5に替わっているのでマザーボードも買わなければいけません。
最初の発表でE-ATXのマザーもたくさん発表されていたので、それでも行けるようにコルセアの5000Dも用意はしていますが、できればデザインが気に入ってるobsidian 500Dで組みたいのでATXサイズのマザーボードをということと、AsrockもGIGABYTEも使いましたがなんかひっかりがあったので、しばらくマザーはmsiASUSで行こうと思っているので、その二社の中から。
7950Xという最高峰なのでもちろんB650を待つことなくX670で。
X670はほぼE付しか出ていない中で、msiのCARBONかASUSのROG CROSSHAIR HEROを候補にしましたが、CARBONにはthunderbolt4端子がついていないのもあってASUSのにすることに。

10万超えのマザーです。
これまでの最高が3万強くらいじゃないでしょうか。一気に三倍越えです。
 ただこの時僕が自作にハマったきっかけとなった吉田製作所さんの争奪戦ライブを流しながら、僕も争奪戦に参加していたのですが、その中でamazonがマザー安いという情報があったので覗いてみると、たしかにこのROG CRROSSHAIR HEROもamazon発送のが一万くらい安くなってる。
ので急いでポチ。

 これでとりあえず組めるのですが、できればATX3.0電源を使いたい。

msiだったりいろいろ発表はされてるもののほとんど発売されていなくて、先日玄人志向からATX3.0準拠の1000W発売されましたが、これは12VHPWRコネクタが電源ユニット側からは出ていないので、ちょっとイマイチ。
 そんな中silverstoneのHELA850Rというちゃんと電源側からも12VHPWRコネクタが出ている電源ユニットがamazonにあったのでついついポチっと。

 ほんとは1000Wが欲しかったのですが、なかなか出てきてくれないしseasonicのも発売予定はグローバルで12月ということで、そんなに待ってられないし、今回7950Xは電力制限して使おうとも思っているので、この850Wでもいいかなということで。

 後は7月の記事にも書いたパーツで組んでいきます。

 メモリはAMD EXPO対応のがG.Skillのtrident z5とコルセアのVENGEANCEで今んとこ出てますが、後者はまだネットでは売っていなかったのと前者はまだちょっと高いのと、基本XMP3.0にも対応してるのとなんかEXPOでの挙動がまだ怪しいということで買ってあったXMP3.0で6000MHzのVENGEANCE 16GBx2で行きます。

 EXPOが落ちついてCL値がもっと下がり値段も落ち着いてくれば32GBx2に替えようっかなとは思っています。

 

 ということで組んでいきます。
まずはマザーボード開封

この鏡面的なところが色々光ったりするようですが、それがちょっと要らないかなぁ。
 右側にクイックチャージ用の電源コネクタだったり、type-cのヘッダだったり、簡単グラボ外しスイッチつけたせいか、USB3.0のヘッダが一番下に来ていて、そもそもUSB3.0のケーブルちょっと太くて硬いのに、こんなとこにヘッダつけられたら困るんでは?と思ったらやっぱり大変でした。

 ソケットもインテルと同じLGAになってますね。

書いてある通りPCI-E5.0対応のM.2スロット拡張カードは付属。

そもそもM.2四枚挿せるのにこんなの要るんでしょうか?
こんなん要らんから値段下げてほしいです。

バックパネルにthunderbolt4というかUSB4.0が2ポートついてます。
Macがもうずっとthunderbolt採用してますから、それ用の外付けSSDケースなんかも持っているので、これはあった方がいいという感じです。

 端子はtype-cなのであんま考えずにこれまでのマザーに挿したら認識しなくて焦ったことありますからね。

  続いてCPU

Ryzen9の箱は意味なく大きいですが、といってインテルの900番みたいに大きなコインだったりサッカーボールみたいにはなってません。

 シックで高級感もありいいのではないでしょうか。
これまではそもそも箱の紙質がしょぼかったですからね。

取り出すとこんな感じ。
このタコ足はカッコいいといえばイイですが、やっぱりグリスの入り込み気になりますね。

 マザーのソケットは

むっちゃピン並んでます。
z690マザーもそうでしたが、このレバーがやっぱりだいぶ固いですね。
CPUの裏は

装着して

AM4の時はRYZENの文字が左下向きになってたのですが、今回はマザーボードの上下と同じ向きです。

 続いてSSD
今回初めてKIOXIAのものを使ってみます。

スロットはPCI-E5.0対応ですが、そんなのは出てませんからね。
PCI-E4.0では最高クラスで評価もよかったと思います。

 各社ハイエンドマザーはこのCPU直結のPCI-E5.0スロットのヒートシンクが巨大で
、このHEROも


これは横にしてるのですが、こんな分厚いのがついてます。

 マザーボード全景写真を見てもらえればわかると思いますが、このヒートシンクがデンと真ん中に鎮座してるんですね。
で普通はマザーボード固定のねじ穴がその下くらいにあるのですが、、このまざーはかくれているので

なんかこんな突起がついてました。

 続いてメモリ

コルセアのXMP3.0対応のDDR5 6000MHz CL36の16GBx2です。
最近はもっとCL値低いのが出てますが結構高いですし、32GBx2のものは種類自体が少ないですから、まずはこれからという感じでしょうか。
G.SkillのTrident Z5も同じスペックのを確保していますが、今回はコルセア祭りということでこっちにします。
装着

ラッチもちゃんと上まで上がったのであってるとは思うのですが、挿すの無茶苦茶固くてちょっと起動するまで心配です。

 マザーボードへの組み込みはこれくらいなので、次はマザーボードを設置する前にやっておくことがあるのでケースに。

 ケースは

コルセアのobsidianシリーズの500Dです。
zen4に向けてという記事で書きましたが、デザインが気に入っての選択ですね。
2018年の製品なのでちょっと古いですが、フロントパネルは

USB3.0のtype-Aが二つとtype-c一つなので全然大丈夫ですね。
何よりこのアルミ削り出しのボディがカッコいいのと、左右の強化ガラスのせいで少し重くなってますが、それでもこのサイズではかなり軽いです。

 書き忘れてましたが今回のマザーものすごく重いんですよね。
なので強度確保されているならケースは軽い方が全然いいです。
 さらに結構隙間をうまく広くとってあるのでエアフローも悪くはなさそうです。
今どきの全面メッシュみたいな奴ほどにはならないでしょうけどね。

 まずは裏


左側に3.5インチベイが二つと右に2.5インチベイが三つついてますが、僕は使わないので

両方取り外しちゃいます。


表面に回って、フロントにケースファンが一個付属。
これは


こういうファンホルダーに取り付けられていて、ケース前面カバーは外れないのですが、ファンや水冷ラジエーターは取り付けやすくなっています。
上面にもファンホルダーがついていて

左が上面のものですが、140mmx2が取り付けられます。
フロントは360mmラジエーターまでオッケイ。

 今回のファンは

コルセアのiCUEで光り方をコントロールできるやつ。

 今メインで使ってる5号機につけてるnoctuaでおとなしく、も考えたのですが、今回はコルセア祭りということで。

 コルセアのファンは元々弐号機今は四号機に付いてる単色で光ったままのやつを使ってましたが、別にうるさいわけでもなく印象も悪くないので。

 まずは上面に140mmファンを取り付け

ホルダーにつけて、

そのホルダーをケースに嵌めます。

 今回もそうですが、ハイパフォーマンスのPCを組むときは簡易水冷にしてフロントにそのラジエーターを置いて、トップにそのケースでつけられる最大のファンの取り付けてエアフローをよくするように心がけてます。

 水冷のチューブや見た目の問題で簡易水冷のラジエーターを上面に設置する人が多々いますが、最近のグラボ排熱のこと考えても温まった空気でラジエーター冷やすなんてのは考えられないです。

 今回はチップセットも熱持つみたいですし、後方と上面排気しっかりして熱籠らないようにしたいですね。

 後方ファンもこのコルセアのSPをつけるのですが、今はマザーボードのバックパネルが大きくて、先にファンをつけてしまうとマザーボードが入れられなくなっちゃいますので、ここでマザーボードを入れます。


電源入れる前だとマザーボードとケースの色、質感がばっちりマッチしててとってもいい感じ。
そしてやはりUSB3.0のヘッダが下とギリギリで嵌めれるの?という感じです。
嵌めれても絶対抜けんな、と。
後方ファンも取り付けて


鏡面が綺麗すぎて二個並んでる感じ。

 このケースはミドルタワーなのでそこまで大きくないのですが


CPU電源周りも余裕があって作業楽でした。

 簡易水冷のラジエーターとファンを取りつける前に、マザーボードに挿せるもん挿していきます。
 まず裏の2.5インチベイを外した後に


コルセアiCUEのファンとRGBのハブ兼コントローラーを。
これちょっと大きいですが、挿せる数が多いのでNZXTのコントローラーよりもいいですね。

 そしてやっぱり苦労したマザー最下部のヘッダなんかへ

これ上部から見てる感じなんですが、特にUSB3.0は挿さってるのか挿さってないのか分からんです。

 そしてこのマザーにはフロンパネルのケーブルをまとめられるアダプタ


がついていたので、これに


挿して、マザーに。
これいいですよね。全部のマザーにつけてほしいです。

 

 とりあえずマザーに挿しとかないといけないものは挿せたので、簡易水冷取り付けていきます。
 単体の写真撮り忘れてますが、全体写真でケースの上に乗っけてるコルセアのiCUE H150i RGB PRO XTという360mmの簡易水冷ですね。
 7月に新しいモデルが出たのでちょっと古いモデルです。
240mmと280mmのH100iとH115iはアセテックの一つ前の世代の第6世代のポンプを使ってるみたいなのですが、このH150iは違う会社のもうちょっと効率のいいものを使っているという話です。

 今回は通常はエコモードで運用しようと思ってますし、最初のcinebenchくらいでしか超高負荷かけないのでこれで十分でしょう。
 結局仕様で95度までは上がるみたいですしね。

 まずはファンホルダーに


ここでやらかしてしまいます。

上のをケースに組み込もうとすると、下のような方向に。
 ケースの下に見えているのが上面ファンなのですが、これだと水冷のチューブが下からになってしまいます。
すると水冷ヘッドがCPUに届かない。
 ので全外しでつけ直しです。


この指差してる部分を奥側にはめるので、今度はしっかり注意して

今度はちゃんと方向合ってました。
 このコルセアの水冷ヘッド、ソケット上下の引っ掛けるところにそのまま引っ掛けるタイプなのですが、チューブが固いのもあってちょっと取り付けにくい。
いつも使ってるNZXTのKrakenの方が外したり嵌めたりの作業はちょっと増えますが、取り付けやすいです。

 

 配線整理なんかはありますが、とりあえずおもて面は後グラボだけって感じでしょうか。

 その時には

これ使って一本で済みますので、ごちゃごちゃしなくていいですね。
そのための高い電源ですし。

 といったところで区切りもいいのでpart1はこの辺で。

 実は体調不良でここまでしかまだ組めてません。
のでpart分けしようと思ったんですが、それでも前置き長かったせいもあってか恐ろしいボリュームような気がします。

 ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。

 

ボリュームついでに後話を少し。

 特に日本では価格のせいもあってかyoutubeのレビューや検証かなり少ないですね。

 性能上がってても特に今ミドル帯に手を出す意味はほとんどないですからね。
B650マザーが出るともう少し盛り上がるかもしれませんが、とりあえず5000番台が優秀だったのでもうそれで充分って感じですしね。
 ただ5000番台が値上がりしてるという話もありますね。というより一時最安5万円を切っていた5900Xが今最安8万円超えてますね。
初値より高いです。
今調べてびっくりしました。5950Xと同じくらいなんで5950Xはありかもですが。

 やっぱり5700Xが4万円切ってますし一番いいんじゃないですかね。
ダイを跨がないでいい分8コア、6コアモデルの方がゲーム性能はいいという話ですしね。

 なので7600Xで12900Kに勝ったりもするんでしょうが、なんせトータルの出費恐ろしいですからね。

 

 後話もこのくらいにして、次回はちゃんと完成させます。
そもそもまだ電源すら組み込んでないですけどね。

 今回は最初にbiosアップデートしとかないといけないという話なんかもありますし、最初の起動は時間が恐ろしくかかるという話もありますし、できることはしっかり準備して、せっかくGPU載ってますから、まずはグラボなしで起動したいと思います。

 次回もよろしくお願いします。