INTEL ARC A770のための拾号機 part2 組み立て編

 ということで組み立て編です。

今回買って用意したものはケース、マザーボード、ケースファン、電源でもちろんグラボはARCを使いますので、残りのパーツは持っている中から流用です。

 まずCPUは五号機に載ってる12700Kを


取り外しますが

グリスが溢れとります。

CPUの横にもたっぷり。
 エレクトリッククリーナーを使って綺麗にしておきます。

五号機には付けておくCPUはないので


ソケットカバー取り付けて、水冷ヘッドはぶらんとしてしまいますが、とりあえずこの状態で保管します。

 続いてメモリとSSDは四号機から持ってきます。

がその前に、その四号機と参号機はmini-itx用ケースなので、引っ張り出して来たついでに今回のThe Tower 100と大きさ比較してみます


撮り方の関係で結構ずれて見えちゃてますが、これ前面は大体面合わせてます。

 正面から見た右の白いのが参号機で、ケースはNZXTのH210i。
フロントに240㎜の簡易水冷とATX電源が使えますが、上面排気は120㎜一つだけの穴しか開いてません。
 といって、もこれには5800X積んでましたが普通に使う分には別に問題なしでした。
ただグラボのためのスペースは余裕なく2スロット厚までで、特に前にラジエーター付けると長さも280mmくらいまででしょうか。

 左の背の高いのが四号機で、ケースはPhanteksのEVOLV SHIFT AIR 2 MESH。
これは120㎜の簡易水冷が使えてSFX電源用ですが、グラボはかなり長いのも使えて厚さも3スロットまで行けるでしょうか。
ただグラボの支えは弱い感じでRTX4090なんてのはもってのほかでしょうね。

 これは形に一目惚れして買いましたが、最初5800Xを載せたのですが、だと発熱厳しいみたいで、ファンがブン回ってメッシュケースですから相当うるさいんですよね。
メッシュケースの前に両面ガラスのモデルが先に出たのですが、それだと排熱全然追いつかなかった感じでこれが出たと思うのですが、結局空気の流れをちゃんと作れないみたいで、サイズの大きいグラボは入りますが、そういうのは当然発熱大きいですから、運用は厳しそうです。

 結局5600Xを載せてますが、熱考えると良いグラボも使いにくくて、すぐに使わなくなったのですが、これ以降メインには大きいケース使うようなりました。
 なのでしばらくは弐号機に戻ってましたね。


 候補に挙げていたQ58は特に、NR200Pもかなり小さいですが、mini-itxケースといっても全部がそこまで小さい感じでなくて、このThe Tower 100(以下T100)は店頭で見たときには小さいケースが横にあるので大きく感じましたが、こうやって並べてみるとそこまで大きい感じでもありませんね。

 この四号機からSSDとメモリを取り出します。


簡易水冷のホースも押し込むだけでも大変なケースです。


ここからSSDとメモリも抜いて


 これで他のについてる流用パーツは取り出せました。

 これらをマザーに取り付けていきます。

マザーはこれですね。
結局またDDR4のZ690マザーにしてしまいました。
Asrockも久しぶりで、弐号機に最初にのっけたB550 steel legend以来ですね。

安いのもあってか付属品はZ690でも少ないですね。

 ただZ690なんですからバックパネルは一体型のなんかしらもうちっとデザインされたものにして欲しいもんです。
 ただ今回のケースでは隠れるので関係ないんですが。


どこに焦点あってるのかボケボケですし、何を撮ろうとしてるのかも分かりにくいですが、五号機の時は反り問題もあるのでワッシャーを最初からかましたんですが、今回はこの後クーラーも替えますし、CPUもraptor lakeのミドル以下が出たらそっちに替えようかなとも思っているので、とりあえず反り対策なしで付けたんですが、やはりこのレバーのバネ恐ろしく硬いですね。
AM5のも硬かったので少し気になりましたが、そんな比じゃないです。

 なので対策金具アマゾンで買っときました。
クーラー替えるときにでも付けます。


メモリ、SSDも装着してマザーの準備は完了。

 CPUは替えるかもと書きましたが、13600Kでも12900K超えてる感じなので、13400が12700Kとそこまで差がないかもしれない。
となるとこれはこのままにしておいて、13900Kが値段下がるの待って五号機にそれ載せるなんて手もあります。

 マザーの準備はできたので、マザーを取り付ける前にケースにしておいた方がいい作業していきます。

          今回のとりあえずクーラーは今やミドル定番空冷AK400。
こんな時用にやっぱり付けやすい空冷は持っておくべきですね。
 ケースファンにはThermaltakeの光る白いファン。
付けられる場所にはどこでも140㎜が付けれるみたいなので140㎜の二個セット。

 そしてケースThermaltakeThe Tower 100


まさにショーケースのようなケースで三面ガラスで、これならARCもじっくり眺められるでしょうという感じです。
 そんなに大きくない人形ケースという大きさですね。

 上部のカバー外すと

このファンのところに120㎜簡易水冷のラジエーターが付けれて、ファンだけだと140㎜ファンも付けれるので、今回一つはここに付けます。
その下がバックパネル来るところで、マザーを横向きにしてグラボは直挿しできます。

 あまりライザーケーブルを使いたくないのもあり、この直挿し出来るというのも一つの決定要因です。


後ろはこんな感じで、この120㎜ファンがついてるところにも140㎜ファンが取り付けられるので、簡易水冷が届いたらトップのファンをこちらに持ってきます。

 最近のケースなのでどんどんバラせて

サイドの下のパネルも全部外せて、しかも全部同じサイズでフィルターもマグネットで取り外し出来て掃除も簡単です。


丸裸です。

 このケースも下にATX電源が入って、他何も来ませんから、電源後ろのケーブル取り回しは楽そうです。

 これくらい全部外れると楽そうですが、mini-itxは結局マザーの面積が狭くて、ピンヘッダが狭いところに密集してるので結局大変なんですよね。

 とりあえずケースファン付けます。


この上のファン、今は元もと120㎜ファンがついてたように外側に付けてますが、簡易水冷にする場合ラジエータもファンも内側に付けるような感じっぽいです。

 で、ファンは基本吸気側が表なので、下側のファンは見える方が裏になっちゃうわけですね。
 フロント吸気のファンもそうですが、裏が見える状態で付けることも多いので、そこのデザインをもう少し改良してほしいかなという感じです。


バックパネルも取り付けますが、H610マザーかよと言うくらいしょぼいです。

 ケース組み込みはケーブルマネジメントを考えながらやらないといけないので、一番硬くて大変な電源ケーブルのことを考えるため、ここで電源用意します。

これ出てまだ一年ちょっとしか出てないんですけど、850Wは販売終了してますし、これ自体異様に安いですしなぜなんでしょう?

今回使うのは、マザー24ピン、CPU8ピン、PCIe8ピンx2、と多分簡易水冷にSATA用一本使う感じです。 
ARCはTBP225Wですし、PCIe枝分かれで一本でいいような気もしますが、その辺のスペースは広いので、二本使っときます。

 入ってるケーブル少ないのが安い原因なんですかね。
でも、750Wだとこれくらいでいいような気がするんですが。

 今回は魅せるケースなんでケーブルの取り回しもしっかり考えながら、

どこに出せばあまり見えなくなるかを考えながらですが、これは後ろから電源入れるのですが、だとケーブルは前側から近いとこから出て後に回してこなきゃなのでこんな感じ。
仮に反対に電源あっても長さ余るんでこれでいいんでしょうけどね。

 電源ケーブルは前に出したのでここでマザー取り付けます。

が、この電源ケーブル挿すのに、結局下のファンが邪魔でいったん取り外します。

電源ケーブルだけじゃなく、フロントパネルのケーブル挿すのだったりここからが戦いだったんですけどね。


まず大きいもの、マザー用24ピン、CPU用8ピン、USB3.0、type-c.

 でやはりUSB3.0のケーブルが太くて硬い。
もう先代規格ですから改良されないんでしょうけど、何とかしてほしいです。

 でフロントパネルヘッダには

セロハンテープ使って纏めて。
写真は実は順番というか上下間違えててやり直してるんですけどね。

 次にケースファンとARGBの3ピンを挿したいのですが、これのヘッダがメモリの上にあるんですが、メモリ刺さってると挿しにくいので


下のケースファンはもう戻してますが、いったんメモリ外して


itxマザーですからファンヘッダも少なくて、この上下のケースファンは一纏めにしてマザーと繋ぐのですが、ファンに付属の纏めるコネクタのケーブルの長さが短くて、こんなとこに出てきてしまうので、これもなんかメモリとの邪魔になって厳しいです。
 ここは何より


このEというラベルが張ってあるARGBの3ピンがものすごく緩くてどっかにテンションかかるとすぐ抜けてしまうんですよね。
 このケーブルもさっきのファンのケーブルと同じでメモリと少し干渉気味なので、それがまた抜けやすい原因で、狭いし抜けるしで、大変です。

 一応これで繋ぐもの繋ぎ終わったはずなのでCPUクーラー付けます。


前は溢れまくってたので、気持ち少な目。


このクーラーのファンのねじ止めるところの緩衝材がちょっと出っ張っていて、メモリと干渉しちゃうんですよね。
なのでヒートシンクと面合わせできずちょっと上に設置。
 ただこのケース、ちょっと撮り忘れてて後から撮ったので色々光っちゃってますが


これくらい水冷クーラーの上はかなり余裕があるので、ちょっとファンがはみ出しても全く問題なしです。

 あとはグラボ付ければ一応完成だ、というときに、そういえばこのARC A770 Limited EditionはUSB2.0でライトなんかをコントロールできるんですね。
 前五号機に動作確認で付けたときに、光るの自体もそれ要るかなと思ってたので繋いでましたが、今回はフロントパネルにUSB2.0は無かったので、とりあえずまた米amazonからメモリ届いてからでいいやとUSB2.0は放置してたんですが、やっぱり要るだろうと。

 そして多分簡易水冷でも必要になるので、mini-itxですからヘッダも一つしかなくて、分岐も必要になるということで

itxマザーではH210iの参号機の時もそうでしたが、こういう分岐使わないと賄えないので持っていたのがあるので、それを挿しときます。

このメモリとUSB3.0のケーブルの間に見えるピンがUSB2.0のヘッダなのですが、ちょっとそのまま挿そうとしてみましたが、やっぱ全然無理で、メモリはもちろん結局CPUクーラーもいったん外すことに。


量はまあちょうど位でほぼ漏れてない感じですが、こんな広がり方なんでしょうか、縦に線みたいにもなってますし、反れてるとこういう広がり方でないようにも思いますが、まあ気になるので今度固定金具に替えますが、
これで少し空間出来たので

USB2.0を挿して、メモリ戻しますが

下のメモリと気持ち干渉してて、ちょっと下に押さないと刺さらない感じ。

 もう一度グリス塗りなおして

クーラーも戻して、とりあえずマザー周りは完成。

 今回はグリスMX-5を使っているのですが、MX-4と比べてもちょっと柔らかすぎる感じなんですよね。
 気になるので、清水さんのSMZ-01Rを固定金具と一緒に買ってみたので、簡易水冷に替える時はそれ塗ってみます。

 これでグラボ付ければ動くはずですから、A770装着します。


このケースも大きいグラボ入るのですが、こうみると4090も入るかもですね。
ちょっと薄い4080は普通に入りそうです。

 正面から

A770がそんなに大きくないのもあって、やっぱりAK400みたいに大きくない空冷クーラーでもその存在感に負けてしまう感じでしかも右からだとだいぶ隠れてしまうので、ここはやはり簡易水冷必要ですね。

 ただ


抜けやすいARGB3ピン、グラボ挿すときのごちゃごちゃで軽く抜けてくれてます。
 ファンの方は大丈夫そうなのでとりあえずこれで起動確認します。

電源のコンセントケーブル挿そうと思って手でまさぐったら、挿すところ見つからない

こんなシール貼ってあって気付かず、くるくる探し回ってしまいました。

 気を取り直して電源ポチ

グラボはUSB2.0繋がなくても、いろんなコントロールできないだけで光るみたいです。

 ちゃんと画面も来ました

 元々四号機のSSDなのでwindows10で何の問題もなく起動。


 nvidiaのドライバが入っているので

DDUで綺麗にアンインストールして

インテルのグラフィックドライバー入れて、タスクマネージャ

ちゃんとARC A770認識してます。

 が、メモリ16GBx2挿してるはずなので一本しか認識されていない。
見てみると

一本しか光ってないので、ちゃんと刺さってないっぽい。

 いったん電源落として挿しなおします。
ついでにARGB3ピンもちゃんと繋いで、さらにAK400ですから12700Kガッツリ回られると嫌なのでbiosでCPU温度制限と短時間の電力制限もいじっておきます。

 このCPU Tj Maxという温度設定、何もしないと115度まで上がるみたいで、ちょうどこの直前MATさんというyoutuberさんがそれについての動画上げてて、それもAsrockのマザーの話だったのでそういう仕様ですから気を付けてね、みたいな内容なのですが、海外の人も含めて他の人の動画見てるとAsrockに限らずそういう設定みたいで、110度超えてるのを何個も見たことあるんですね。

 当然サーマルスロットリングも発生するんですが、短い時間だったらそもそも問題ないということでそういう仕様みたいなのですが、今回の拾号機にはそういう仕様全く必要ないですからね。
 なので最初から落としておきます。

 ベンチの数字が売り上げなんかにも響くからそういう仕様なんでしょうが、やっぱりやりすぎですよね。

 そういう意味では爆熱といってもそれを95度でコントロールしてるAMDの方が印象良いですね。

 biosいじりついでに、メモリのXMPファイルも読ませての、再度起動

メモリもファンもちゃんと光りました。

メモリもちゃんと32GB、3600MHzで認識されてます。

 

 今回はここまでにして、ファンの位置変えたりもありますからケーブルをちょっとだけ整理して、ちゃんとカバー?戻していきます。


とりあえず光るのでUSB2.0の分岐は繋いどくだけ。
 右側の白のワイヤーでまとめてるのがケースファンのケーブルなのですが、140mmなので大きいケースを想定してるのか、ケーブルかなり長いんですよね。
しかもゴム製の保護スリーブがまかれてるのでかさばる。
ちょっと邪魔です。
後ろのカバー付けようとすると


ここのカバーちょっと後ろに出っ張てるかなと思ってたら、普通にフラットで後ろのファンががっつりケーブルと干渉。

 ここはどうせ後で上の140㎜ファンを持ってくるので、とりあえず今ついてるのは外してそのまま閉めちゃいます。


他のカバーも全部戻して


なぜかグラボ側撮り忘れてます。
光らせたとき時がメインということで

 カバーも戻したところで、実はmini-itxでもう一つ組んでる6号機と大きさ比較


この6号機はケースというよりオープンフレームなので、しかも満ち満ちですからほぼ最小だと思いますが

ほんとに大きさ全然違います。

 ARCはこのケース?でやるのもアリだったのですが、これもマザーはB550のAMD仕様で、ほんとに満ち満ちに組まれてるのでマザーを交換したくなかったんですよね。
ライザーケーブルもPCIe3.0ですしね。
なのでやめときました。

 このアルミフレーム、ものすごく質感いいのでARC負けてしまうでしょうしね。
 逆にこれがカッコいいFounders Editionのすごいところです。

 見ての通りこのT100はバックパネルが上向いてるのに蓋されてるのですが


後ろにこういう穴が開いてて


こういう感じでDPケーブルとLANケーブル繋ぎます。

 これは


四号機と同じ仕組みです。

 マウスとキーボードはbiosにも入らないといけないので、こういう場合はBluetoothでなくUSBワイヤレスでロジクールのMXをUSBレシーバーの差し替えで使っています。

 カバーも戻したので再点火

でもケーブル整理してるときにまたARGBのケーブル外れてました。
今回が最終系ではないので、もう直しません。

 簡易水冷に替えて、メモリも替えて、ちゃんとAsrockのPolysyncでRGBコントロールしてとりあえずの完成ですね。

 メモリはもう出荷されましたが、簡易水冷の方はまだですね。
でも簡易水冷の方が到着予定早かったりします。

 海外からの輸入は、突然早く来たりするのでよくわかりませんけどね。

 

 起動確認はできたので一応ベンチ少しだけ

cinebench R23 一回回し

一回回しだと温度や電力制限にほぼ引っかからないのか特にマルチは悪くない数字ですね。
 これが10分回しだと

やっぱりマルチはがっつり下がっちゃいますね。
12600Kくらいのスコアです。

 今回はARCのためのPCなのでFFベンチ
まずはFF14ベンチ

スコアは全然ですが4Kで快適判定出てますね。

 FF14なら4Kでも遊べるかも

続いてFF15ベンチ

もちろん4Kなんかでは動かせないのでFHDのしかも標準品質。
こんな数字と「とても快適」判定出てますが、シヴァやイフリートの召喚獣出てきた時、カクカクというよりほぼ止まってました。

 相性最悪ですね。
あれが実際のゲームプレイ中にも起こるなら遊べないです。

 

 といったところで今回はこの辺で。

 またまた相当長くなってしまいました。

 やっぱりmini-itxはいろいろ大変です。
実はメモリ外すときにG.Skillのメモリは尖がっちゃってるので、乾燥してるのもあって指切ってしまいましたしね。

 

 とりあえず今組めるとこまでと動作確認まで。

 せっかく他のPC引っ張り出してきたので、いろんな世代のGeforceと比較遊びしよっかなと思ってたのですが、そんな余裕はありませんでした。

 また次回ちゃんと完成させた時にやれればなと思います。

 ということで次回自作PC回もよろしくお願いします。

 

 パーツがまだ二週間くらいは届かない感じなので、次回ブログはマイクラ新建築に向けての作業やります。

 そちらもよろしくお願いします。