LANCOOL 216で組む最強ゲーミングPC 11号機

 前回の組み立ての続きです。


 前回起動確認とwindowsのインストールまで行いましたが、もう少しケースファンをつけたいということで、まずはグラボの下のPSUのケーブルコネクタ側の上に一つファンを取り付けます。

この手前側ですね。

 両方つけてもいいんでしょうが、電源の熱をわざわざグラボに当てる必要もないかなというのと、付けたいファンが一つしかなかったのもあって一つだけ付けます。

 付けるのは

四号機のPHANTEKS EVOLV SHIFT AIR 2というケースにつけた時のROGのLC120のラジエーターにつけるファン、ケースファンと揃えるのにCorsairのファンに変えて、このRGBファンが余っていたので、これを使います。

 このLC120はIIではないのですが、パッと見た感じファンは今回のLC IIと同じ気がします。

 ケース側の穴開いてる部分は

こんな風に取り外すことができて140㎜ファンも付けられるようになってたりもします。

 見ての通り電源の後ろは電源が短くて3.5インチベイも取り外しているので広々として、熱がこもる感じでもないので、この下は開いてないですが、上方排気にしてグラボに風が当たるようにします。

 フロントの160㎜ファンが下まで来てますから、そこから入ったフレッシュエアがこの下からグラボに風を当てる感じでしょうか。
今開いてる電源の段もサイドはメッシュになってますからそこからも空気吸うでしょうしね。

ということで取り付け。

 ちなみに左に電源見えてますが、この電源の下もゴムのインシュレーターみたいなのがかまされていて、ちょっと浮いた感じで固定されてその下もメッシュになってるのでそこからも空気入ってきます。

 そしてもう一つ

こんなサポートステーが付属していて、後面の拡張スロットの部分の外側に120㎜ファンを取り付けることができるようになってるんですよね。
グラボの縦置きにも対応するようにネジ穴作られています。

 グラボの出力ポートと被るような位置になるので、仮付けして見てみることにします。

 使うファンはこれまた弐号機のLancool IIに付属していたケースファン

Lian Liのものなのでリアの140㎜ファンともデザインあいます。
まあ付けれてもグラボで見えませんが。

 これはちゃんとネジのところゴムの振動止めついてますが、ASUSの簡易水冷のファン、どちらともッてか同じものな感じですがゴムになってないんですよね。
 この記事はもうこの11号機で書いているのですが、ファンが変な共振でビビったり音したりとかはないのですが、ブランドで高い値段付けるならこういうところはちゃんとして欲しいですよね。

ケースに取り付けてみましたが、出力ポート怪しそうですね。
 ということでグラボ付けてみますが

今使ってるDPケーブルのコネクタのところが大きいのもあってか、全然無理ですね。
 ここが短いHDMIケーブルとかならいけるでしょうが、とりあえず今回はこのファン却下です。


 これで取り付けるものは以上なので、配線なんかもきれいにしてパネル閉じていこうと思います。

 このLANCOOL 216は横幅が広めなので

グラボからサイドパネルは結構余裕あるので、この12VHPWRケーブルが固いですが、それほど接続部分に力かからないで閉められると思います。

 相変わらず

裏配線はそこまできれいにしませんが、ガチっと止め切ってしまうとこの後いじるのにとても面倒になってしまいますので、いつもこれくらい。

 ケーブルマネジメント用のマジックテープなんかが色んなところについているので、結局トップの簡易水冷のファンから出てるPWM4ピンとARGBの3ピンがごちゃっとして、それも元からついてた針金で少しまとめてますが、それ以外はマジックテープで止めれてますね。

 特に簡易水冷のPWM4ピンの三股分岐が邪魔になるので、デージーチェーンのファン接続は魅力なんですが、特に360㎜簡易水冷のファンなんかは最初からそういう設計のタイプが出てくればいいんですけどね。

 あと今回は背が低めのミドルタワーなのでまだ大丈夫でしたが、CPU電源のケーブル、大体この長さですが、このケースでも端つたわすにはギリギリで、確か9号機のCorsair 5000Dではマザーの裏を斜めによぎる感じでしかつけれなかったので、明らかに挿す位置がほかの場所に比べて遠いのですから、それ考えたケーブルの長さにしてほしいですよね。
余裕なさすぎです。

 この216、ちょっとおしゃれなオプションがあって

フロントパネル横がこんな感じになっていて、これが

コネクタ周りと同じで、入れ替えてこのコネクタ類を再度に持ってくることもできたり、これはこのままオプションパーツで、サイドにUSBポートを追加でつけたりもできます。

 マザーがハイエンドでポートが少ないということもないのですが、せっかくのオプションですから、このケースが日本に今回入ってくる段階で一緒に入ってきたようで、一部のPCショップに取り寄せでオーダーができるようになっていたので、ぽちっておきました。

 ケーブルの処理がどうなるかわからないのですぐつけるかはわかりませんが、いずれ取り付けようと思います。


 最後ガラスパネル以外は嵌めて、もう一回起動確認

ケーブル整理するときに変に引っ張って外れちゃうこともあるのですが、今回は大丈夫なようでファンもちゃんと回って光ってます。

 ということで組み立て完成。

 PC組んでるのは自分の部屋でなく居間で組んでいるので、自室の8号機と入れ替えるのですが、ついでに9号機の13900Kとも少しだけ比較やりたいので、せっかくなので三つのケースの大きさ比較を。

なんか変な光が左上に入っちゃってますが、左から、今回の11号機Lian Li LANCOOL 216、8号機CorsairのObsidian 500D、9号機の同じくCorsairの5000D AirFlowです。
上からも

上から11号機、8号機、9号機です。

 一応みなミドルタワーケースなのでそれほど大きさが違うわけではありませんが、5000Dは下に4000Dもあるのでちょっと大きめで、これも新しいケースなので全面穴だらけですが、8号機の500Dはちょっと古いケースなので開いてなくはないですが、フロントもトップも空気の出入り口は狭いですね。
 なので特にグラボががっつり回ると中に熱がこもり気味なので、今回の新しいケースに代えようと思ったわけです。

 

 ケース比較もできたところで、自室に持っていきます。

カメラがあらぬ方向向いてますが、PCはこんな感じ。

 8号機と高さが違うわけでもないのですが、なぜか少し低く感じます。
 少し寄って

ガラスパネルも閉めて

部屋も少し暗くして

実際見るとそこまでなのですが、こうやって撮るとASUSの簡易水冷のファン、かなり明るいですね。
 フロントの160㎜もメッシュパネル嵌める前はかなり明るく感じましたが、閉めるとそこまでですね。
しかもPCいじってるときは角度的に全く見えませんしね。

 ついでにこの後比較に使う9号機も開けてみました

この9号機や8号機も色は単色で大人しめで統一しているのですが、今回はちょっとこのギラギラレインボーのままにしときます。

 設置も済んだので、いよいよちゃんと動かしていきますが、この7950X3Dは最初の設定をしっかりやらないと意味ないということで、それをまずやっていきます。

 設定の仕方は

ASCII.jp:3D V-Cache搭載「Ryzen 9 7950X3D」はゲーミングCPUの最高峰に輝くのか?【前編】 (4/5)

 このASCIIのKTUさんの記事にすごく丁寧に書かれていましたので、それを参考にして設定していきます。

 前々回、8号機のマザー抜き出しの時に①のAGESA 1.0.0.5cのBIosに更新して、前回起動確認で②の最新のwindows11はインストールしているのでまずそれは大丈夫。

 ③のコア分離、どちらでもと書いてありますが、確認したらもちろんRyzen環境ですが、最初からオンになっていたのでこれもおっけい。

 ④のwindowsのゲームモードも最新のwindows11ではデフォルトなので確認のみ。

 ⑤のXbox Game Barは最新版でなかったので更新。

 ⑥の5.01.03.005以降のチップセットドライバーも最新のものをインストールしたので

タスクマネージャーで確認。

 ⑦はアイドルで15分放置なので、これもやっておきました。

 ⑧のXbox Game Barのフィードバックも

確認。

 といった感じで、一応の設定は全部オッケイ。

タスクマネージャーで実行中なのも確認しました。

 設定も何とか終わったのでいよいよ動かします。

スペックは

CPU:AMD Ryzen 9 7950X3D
GPUASUS ROG STRIX GeForce RTX4090 OC Edition
MB:ASUSROG CROSSHAIR X670E HERO
RAM:G.Skill Trident Z5 RGB F5-5600J2834F32GX2-TZ5RK(DDR5-5600 CL28 32GBx2)
SSDWestern Digital SN850X 2TB
PSUFSP Hydro G PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W
CPU cooler:ASUS ROG STRIX LC II 360 ARGB
Case:Lian Li LANCOOL 216 BLACK

といった感じです。

比較用の9号機は
CPU:Intel i9 13900K
GPUMSI GeForce RTX4090 SUPRIM X
MB:ASUS ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI
RAM:G.Skill Trident Z5 RGB (DDR5-6000 CL36 16GBx2)
SSD:KIOXIA EXCERIA PRO 2TB
PSUFSP Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W
CPU cooler:NZXT KRAKEN X73 RGB
Case:CORSAIR 5000D AirFlow

 といった感じで、ちょっとメモリが違いますがCPU以外はほぼほぼ同じような構成だと思います。

 
 とりあえずのcinebench R23

 11号機、とりあえずパネル閉める前に測ってみたところ


マルチがちょっと低いかなと。
シングルは7950Xより80ほども良い値じゃないでしょうか。

 ちゃんと自室に設置してパネルも全部閉めた状態で


シングルはちょっと下がりましたが、マルチは全然違う値。
ノーマル7950Xでも37000いかないことはよくありますので、なんか相当良い数字出てます。

 ちなみに13900Kの今回測ったのは


やっぱりシングルがちょっと低いのですがマルチは基本40000超えですから悪くない石ではあると思います。

 7950X3Dのリミット温度は増やしたL3キャッシュの熱問題でノーマル7950Xの95℃に対して89℃に設定されているのですが、せっかくのエアフロー重視ケースなので、ベンチ中のCPU温度も測ってみました。

とりあえず一回回しだと36000ちゃんと超えてきてますが、最高温度は82度までしか上がっていないんですよね。
なので、最近は全然やってなかった10分回しもやってみました。

スコアはほんの少しだけ落ちましたがそれでも35900超えてますし、10分回しても最高温度81.8度で、見てると80度行くかしかないかで安定してる感じです。

 なのでエアフローは全く問題ない感じで、PBOなんかも含めもうちょっと詰めれば性能はさらに上がる感じです。


 3Dキャッシュを積んでるほうはクロック下げられてますので、cinebenchのマルチがノーマル7950Xより下がるのは分かってましたので、今度はFFベンチ回してみたいと思います。

 これは9号機の13900Kと比較しますが、

 まずFF15ベンチ
一応グラボのボトルネックの影響が少ないようにFHD軽量品質

残念ながら13900Kの方が上、といっても差が26。
ただの誤差ですね。
4K高品質でも

これも13900Kの方が上ですが、これも誤差に近いような感じ。

 どちらもRTX4090のしかもハイエンドなので、結局そのスコアが出てるだけでCPUは関係ないんじゃないのかなという感じ。

 例えば12600Kとか5800X3Dとかでも全然変わらんのでは?というような気もします。

 

 もひとつFF14ベンチでもやってみました。
これもFHD標準品質と4K高品質で

 まずFHD標準品質

こちらは恐ろしいくらいの差がつきました。

 約20%も7950X3Dの方がスコアが上です。

やばいくらいの数字ですね。
L3キャッシュがちゃんと効くゲームでは、同じグラボでもCPUでこんなにスコアが変わってくるということですね。

 youtuberのblow planningさんが7900X3Dでやってらっしゃいましたが7900X3Dでも40000は超えてきていたのですが、それにしてもこの伸びはすごいです。

 一応4K最高品質でも

これはやはりグラボのボトルネックに近づいているのか8%程度の伸びですが、それでも誤差というレベルではないですから、3D V-cacheの真価発揮といったところでしょうか。

 僕は結局AUTOでやっていますが、ゲームでは基本L3キャッシュ乗ったほうだけで動かしてるはずで、7800X3Dと同じような感じだと思うので、そこそこの金額でゲーム最強を求めるなら4月6日の発売日は逃せませんね。

 もう僕は100%買いませんが。

いろんなテストレビューがyoutubeに上がってますが、と言っても、重いゲームや高解像度になると差は小さく、結局グラボの方が大事なんですよね。

 軽いゲームだとその差は、数字は出てても結局モニターが追い付いてなかったりと、あんま意味なかったりね。


 僕は結局マイクラで使うわけですが、4KでもバニラだとこういうハイエンドのCPUは要りませんし、シェーダー入れると結局RTX4090でもまだグラボ能力足りてないですからね。

 自作erの自己満だけのような気もします。

 

 FF14 FHDだとCPUでこれだけ伸ばせるわけで、ただそういう環境でやる人にはRTX4090があるわけでもなく、7950X3Dや13900Kも必要ないし手も届かない。

 もうちょっとミドル帯の人向けに効果があるんだから、それこそ7800X3Dでなくて7900X3Dの片肺で7600X3Dを4万強で出してくれるのが一番意味あると思うんですけどね。

 

 といったところで、もう少し書こうと思っていたことはあるのですが、もうかなり長くなってしまい、残りもそんな簡単に終わる感じでもないので、今回はここまでにしておこうと思います。

 

 7950X3Dの性能、出るときは素晴らしく、まさにゲーミング最強という感じですが、僕にとっては、今回は何よりこのLANCOOL 216が素晴らしいという感じで、大満足のケースですね。

 大きさもそこまで大きくないですし、値段も16000円切ってますから、ハイエンドをガチガチで組めるケースとしては、むしろ安いほうではないのかなと。
 いろんな融通もききますし、組みやすさも素晴らしいですしね。

 なので皆さんに超おすすめのケースでございます。

 

 次回は、この216のオプションがあるのですが、それでちょっとバタバタもあって、まだ手に入ってないので、それについてと、デバイスを少し入れ替えたので、11号機についてはもう少し書こうと思っているのですが、また日本に正規で入ってきてなくて海外から届くものがあって時間かかりそうなので、ブログ自体の次回はマイクラの中央公会堂の続きをこの11号機で進めていきたいと思います。

 次回もよろしくお願いします。