一年半の時を超えて 六号機

 先日4月15日にAMD RYZEN 7 5700Xがミドル帯下位みたいなzen3のCPUが発売されました。

 zen3が最初に発売されたのが20年10月なので一年半経過してからという、ちょっと遅れすぎでの発売ですね。

 zen2の3700Xが使いよいCPUだったのでzen3が出た時に最初からこの5700Xを使って今回作ったオープンフレームのケースで一台組もうと思ってたのですが、それが結局ここまで引っ張ることになってしまいました。

 ということで今回の集合写真

真ん中奥に組みあがったのを置いてますが、組む前に撮ったのは


これなんですが、普通にCPUを入れるの忘れてました。
というかその前にはCPUクーラーも入れるの忘れていてこれでも三テイク目なんですが(;´д`)トホホ

 今回のケースは一度こんなんありますよとこのブログでも紹介しましたが

こちらのXTIAのXPROTOというケース?です。

僕が購入というか注文したのは

この動画を見て結構すぐに公式サイトから注文して、動画は20年8月公開なのですが香港の会社なのでちょっと住所をアルファベットで書いてくれとかみたいなやり取りがあって9月には届いてました。

 この動画でも使われてるnoctuaのL9というトップフローの空冷クーラーがかっこよくて、それを使いたかったのもあってTDP65Wの8コアのzen3が欲しかったんですよね。

 で、それが出たのが結局こないだ4月15日だったので一年半待ってやっと組めたという次第です。

 その時からオプションで簡易水冷がつけられるパーツがあったり、その後には半分くらいのサイズのminiやATXマザーが使えるタイプも出てるようですが、とりあえず日本人で発売当時に組んでる方がyoutube動画を上げてらっしゃって、その中で電源ケーブルの取り回しがかなりきついのでオプションにあるコルセア用のケーブルを買った方がいいと言われてたので、追加でその電源ケーブルのオプションを購入しました。

 箱自体はイマイチというか、そんなしっかりしたものではないのですが、中はとてもきれいに工夫されて詰められていて、本体自体の質感もとてもよく品質の良い製品です。

 入っているのは

こんな感じです。
左上がオプションの電源ケーブル

 最近はねじ類がこういうちゃんとしたケースに入ってる製品もチョロチョロありますが、これはそもそもケースというかフレーム自体も組み立てないといけないのでねじ類も多いのですが、それを

こんなきれいに分類されて入っていて、トルクスドライバーも使うのでそれが付属してたりします。

組み立ての説明書は一枚折りたたんだだけのもので、中国語?の表記だけなのでちょっと焦りますが、ねじケースにもその中身がしっかり区分されて入ってますので、少しわかりにくい部分はありますが、しっかり組み立てることはできます。

 ただ順序が書いてないので、この後色々やらかしてますが、短い組み立て動画もyoutubeにありますので、それを見ながら自分で試行錯誤しながらという感じです。

 まずは説明書の順番通りに、電源マザー側から

二つの大きなプレートをつなぐ台を取り付けて
この右側のパーツはマザーボードの裏にSATAの2.5インチSSDを取り付けるところです。
左側にもSSD取り付ける用の穴が開いてますが、どちらにしろこの間がとても狭くてケーブルをここに詰め込んでキチキチになりますので、今はM.2のSSDmini-itxのマザーでも二枚挿せるのもあるので、2.5インチSSDは付けず行きます。


電源ユニットにホルダーをつけて本体に。
この電源もそうですが、基本本体から浮かしてつくようになってます。

 続いてマザー


これは三号機の最初につけていたGIGABYTEのマザーで3900Xが乗っていたのですが、BIOS更新もしなきゃいけないのでとりあえずこのまま使います。

 

このB550I AORUS PRO AXというマザー、M.2のヒートシンクのつけるところがちょっと変わっていて、前もちょっと困ったのですが、今回もまたちょっと悩んでしまいましたが

この二段のねじをヒートシンクにつけてそのまま止めるんですよね。

 メモリも装着して

今回はこのマザー、SSD、メモリはこれまでの使いまわしです。
ちょくちょく色々変えてるのでパーツの予備が色々あるんですよね。

 マザーを本体に装着します。

台台座をはめて

マザーを乗せます

 工作精度も高いのできれいにハマってます。

 ここから電源ケーブルやグラボ用のライザーケーブルをつけていくのですが、ここで順番分からないまま組んでたつけが色々出てきます。

 まずライザーケーブルを

付属のPCIE3.0のライザーケーブルですが、こういうところのつくりや長さがきっちり専用に作られていてぴったりなんですが、これだと外にはみ出しちゃうじゃんと思ったら、この下に見える穴から嵌めるみたいで


マザー外して穴を通します。
CPU電源用のケーブルも同じように裏から通す感じなのをここで気づいて、それも


通して、マザーも付け直して

この電源ケーブルがオプションのコルセア用のものなんですが

柔らかい素材のスリーブケーブルになっていて、長さもかなりこのケース用にできているので、電源に元々入ってたやつで組むとかなり厳しいでしょうが、これはうまくまとめられそうです。
24ピンの主電源やらPCIE用の電源ケーブルも繋いで

 とりあえずこちら側はこのままにして、グラボ側を組み立てていきます。

 まず電源の電源ケーブルをつけるのですが、これは動画に出てたもののちゃんと見てなかったので

こんなギリギリか?と思いながら

こんな風に嵌めちゃいますが、この下側から通さないといけなかったらしくやり直し

 電源スイッチボタンだけがケースに付くので

それを繋いでいきますが、当然ながらこの電源スイッチのケーブルマザーに挿さないといけないんですよね。

 まだ二つの本体を繋げてはないのでちょっとホッとしながら、グラボ用のライザーケーブルのPCIEレーンを固定

ここもぴったりです。というか他だと多分無理。
今はPCIE4.0用のライザーケーブルもオプションで出てるので、新しいグラボ挿す場合はそのオプション購入は必須ですね。

 間に来るケーブルはまとめて、二つの本体を繋いで、先ほどのスイッチ用ケーブルをマザーボードにつなぐのですが

このメモリの下の狭いとこに挿さないといけないんですよね。
なので

電源オンオフ用とLED用の四本をマスキングテープで固定して

何とか装着。

 後はグラボを固定して

 これはロマンPCの残骸のRTX2080Tiのfounders editionですが、元々optimum techさんの動画で使われていたRTX2070superのfounders editionが欲しくてそれを探していていっとき日本のamazonでも6万くらいで売ってたんですが、その時まだCPUの目途が立ってなかったので買いそびれていたら、例のマイニング需要と半導体不足のグラボ高騰でそんな値段では買えなくなりeBayで探してみても全部10万越えになってしまったんですよね。
 だったら元々20万くらいしたRTX2080Tiは同じくらいというか少し下がった感じで買えたので買ったら、手違いで二台買ってしまったので、だったら一度SLIやるしかないなと思ってロマンPC組んだわけですね。

 結局ロマンだけだったのでそのケースの中身はalder lakeからのRTX3090Tiに替わってしまって浮いていたので、元々本来使うつもりでいた今回のケースにやっと装着されたわけです。

 厚さも長さももう少し大きなグラボが挿せるのでライザーケーブル変えれば新しい良いグラボも挿せますが、僕はこれには簡易水冷なんかも付けたくなくできるだけ小さい感じにしたかったので、これが一番かなと思ってます。

 グラボも付けたので起動確認しようと思い、CPUクーラーつけなきゃなというところでまたまた大きなそして今回最大のやらかし発覚。

 noctuaはケースファンは使ってますがCPUクーラーは初だったのでどうつけるかわかってなかったのがやらかhしの原因なのですが


なんとバックプレートをつけろと!

 えっ?マザーボード外すの?それだけで行ける?配線はやり直したくないよ?
しかもこの後CPU載せ替えなきゃいけないからクーラーももう一回つけたり外したりしないと駄目よ?

 と思いながら恐る恐る外してみたら

何とかCPU電源とらーざーケーブル外すだけで行けそう、ということで何とかクーラー装着。

無事装着できました。

 と言っても動かなきゃ意味ないので起動確認。

グラボもメモリも光り、ファンも無事回って起動成功。

3900X、RTX2080Ti、メモリも32㎇でちゃんと認識されてます。

 SSDは使いまわしなのでwindowsもインストールされてますが、5700Xを使えるようにBIOSを最新のものに更新。

BIOSも無事更新できたので、5700Xに載せ替え。

zen2からほとんど変わってません。

また同じようにマザーを外して、これまではグリスはX盛だったのですが、今回は

マスキングテープをしていつものMX-4をきれいに伸ばして、起動


BIOSXMPファイルも読み込んで

最新BIOSで5700Xもしっかり認識されてます。
タスクマネージャも

起動確認もできたので、最後の組み立て

このバーで間を隠します。

 そして無事完成

ただこのグラボのポート、ちょっと凹んでいるのでHDMIケーブルのコネクタのところがケースと干渉してちゃんと挿さらないので、左に一個あるディスプレーポートからかUSB-Cポートでないと無理かもしれません。

 このちょっと緑がかったガンメタや仕上がりもきれいです。

相当小さいので、現在メインの相当大きい五号機と大きさ比べ

大人と子供、よりもっと差がある感じ。
これは横にしても使えるので

上にも乗せてみました。

 余裕で積んで運用できますね。
 四号機が配置的に全く同じなのですが、それを覆うケースのあるなしで結構大きさ違う感じです。

 これもまあまあなスペックですが、僕の設定でのマイクラは相当に厳しいので、もっと軽いゲームなんかをテレビに繋いで使おうかなと考えてました。

 一応最後にCINEBENCH R23

シングルはまずまずなんですが、マルチが14000は出るみたいなので全然出ていないのは、10分間の耐久だとやはりこんな小さなトップフローの空冷だといくらオープンフレームでも厳しいのかなと思います。

 ということで今回はこの辺で。

 やっと組めたXTIA XPROTOでした。

 これでmini-itxは三台組んだのですが、ルックス的にはいいもののやはりスペックは上げにくいのでもういいかなという感じです。

 またカッコいいケースが出ればわかりませんけどね。

 次回はまた自作PC編を

 次回もよろしくお願いします。